記事

ケニアの「サッカーあるある」がトンデモない!

ケニアのサッカーあるある

「サッカーあるある」のコーナーです。

「あるある」と言っても、
アフリカでのことなので、
もしかしたら誰にも共感してもらえないんじゃないかと心配しましたが、

どうやら、
ケニアでの「サッカーあるある」は、
発展途上国あちこちのサッカーリーグにも通じるものがあるらしく、

もちろん独自の「ケニアあるある」もありますが、

ある意味で、

「発展途上国のサッカーあるある」

と思って読んでいただければと思います。

ちょっと日本のサッカーリーグでは考えられないことも起こります。

 

遠征費が払えず、不戦敗

photo by Pixabay

そもそもケニアは、
言わずと知れた発展途上国。

経済的に不安定なチームが多く、
クラブの運営資金が調達できなくなることもしばしば。

 

アウェー戦の遠征費が払えない場合、遠征を取りやめることもあります。

もちろん、
試合に行けなかったチームが負け。

その場合は不戦敗となり、
相手チームが戦わずして勝点を得ることになります。

事前連絡が来ないことも多いので、
当日になってから「相手チーム、お金がないから来ないんだってさ」ということが判明したりもします。

 

出動命令が出て、不戦敗

photo by Pixabay

ケニアでは、軍隊が母体となっているサッカーチームが多くあります。

もちろんサッカーの試合が軍隊の予定より優先されることはなく、
それが原因で不戦敗となることもあります。

最近では、
試合延期の処置がとられることもあるようです。

 

スポンサーリンク

ワイロが出て、不戦敗!?

photo by Pixabay

まあ、
そんなことはないと思いますけどね、

リーグ戦終盤の大事な試合、

勝利をお金で買ったり、
審判を買収したり、

そんなことは全然、

全然ないと思いますけどね…

 

少なくとも、
うちのクラブだけは、
ワイロとは無縁の「バカ正直なチーム」であり続けたいと思います。

 

スケジュールに変更ありすぎ

photo by Pixabay

スケジュールはスグ変更になります。
試合の延期もよくあります。

スケジュールの変更は、
どこかに必ずシワ寄せがいきます。

突然、
試合がない時期が続いたかと思えば、
急にハードスケジュールになることもあり、
全日程を消化し切れずにシーズンが終わることもあります。

 

スケジュール変更の原因はいろいろありますが、
時にケニア国内の深刻な問題がサッカーリーグに影響することもあり、

2017年シーズン中には、
ケニア大統領選挙の影響により、
都市部で警察とデモ隊の衝突による死者が出るなどして危険な時期があり、リーグ戦がしばらく休止になりました。

 

ピッチ上、全員アフリカ人

photo by Pixabay

ケニアのサッカーリーグなので、
プレーしてるのが全員アフリカ人なのは当たり前のことです。

ただ、
やっぱり日本人にとっては、
なかなか見慣れないというか、
「アフリカだからこその光景」なんだと思います。

サッカー観戦をする場合、
テレビであれ、
スタジアムでの観戦であれ、

例えば、
チームで数人の黒人選手がプレーしている試合があったり、
日本vsアフリカのチームの試合を観ることもありますが、

意外と、
ピッチ上の審判と選手全員がアフリカ系の黒人という試合を観る機会は少ないように思います。

 

遠征がツラすぎる・・・

photo by Pixabay

アフリカでの遠征は、想像を絶します。

お金がないチームの場合、
アウェー戦は日帰りでの移動を強行しなければならないことが多くあります。

 

移動手段として、
ワゴンなどをレンタルすることもありますが、
きちんと舗装されていないデコボコの悪路を何時間もかけて移動することもあります。

敵地グラウンドに到着したら、
心身ともに疲れ切った状態からそのまま試合開始になってしまいます。

ケニアでは、
どこもデコボコのグラウンドで試合をすることになりますから、
慣れない悪条件の環境で試合をして、

勝っても負けても、
また悪路を長距離移動しなければなりません。

過酷です…。

もしも資金さえあれば、
車の台数を増やしてもう少し余裕のある状態でゆったり移動するとか、
前日に現地入りするなど、
アウェー対策をすることもできるようになります。

 

メンタルが鍛えられる

photo by Pixabay

ケニアリーグを戦い抜くことは、
ある意味で「修行」であるといえるかもしれません。

だからこそ、
試合に勝ったときの喜びもより一層に大きいのですね。

 

もっと「あるある」がある

 

「あるあるコーナー」は、これで終わりではありません。

むしろ、
まだまだ初級編といえるでしょう。

 

もっといろいろ、
「あるある」があると思います、

「ケニアのサッカーあるある」

次回【 第2弾 】をお楽しみに。